いつも何気なく使っているクレジットカード。でも、このカードがお金と同じように使えるのは、様々な契約の力が働いているからなんです。 まず一つ目の契約は「加盟店契約(立替払契約)」。カード会社とお店(加盟店)が結ぶ契約で、加盟店はクレジットカードを利用する人に対して現金と同じ様に商品・サービスの提供を行うことや、カードの利用代金はカード会社が会員に代わって加盟店に支払うことなどが取り決められています。 二つ目の契約は「会員契約」。これはカード会社とカード会員が結ぶ契約で、カード会社は会員に対しクレジットカードを貸与すること、会員はカードを適切に管理・使用すること、その他支払い方法の種類、金利・手数料等について取り決められています。 「会員契約」と「加盟店契約」。この二つの契約の存在により、お店でクレジットカードを提示するだけで、手軽に商品やサービスの提供を受けることができるんです。 |
お店でクレジットカードを提示すると、ピッと機械に通して売上票が出てきてサインをしたら決済完了!なのですが、この短いやり取りの間に実は様々なシステムが働いているんです。 安全なクレジットカード決済を行うには、お店で提示されたカードが盗難や紛失、成りすましなどの不正によるものでないか、決済ごとにしっかりと確かめる必要があります。 これを行う上で活躍するのが、お店でよく見るカード決済の端末。機械名称を「CAT(キャット)」と言うのですが、カードをこの機械に通して売上票が出てくるまでの数秒間に「CAFIS(キャフィス)」と呼ばれるネットワークシステムを通じて、「このカードが無効カードでないか、有効期限は切れていないか、利用限度額は超えていないか」などの信用照会をカード会社に行い、決済が適正なものであるかを毎回チェックしているんです。 目に見えないところで働くCATやCAFISなどのクレジットカードシステムによって、健全なクレジット社会が守られているんです。 |
何の変哲もないプラスチィックのカード。でもその1枚のカードの中には、カードの偽造防止や世界中どこでも一目でクレジットカードだと認識できるための様々な工夫や技術が詰まっているんです。 このページでは、クレジットカード券面に潜む様々な仕組みをご紹介します。 |